使いきれない有給休暇で在宅勤務の自主的実験をした

自主的に在宅勤務の実験

有給が消化しきれずに消えていく。有効な使い方はないかと考えた結果、在宅勤務の実験をしてみることにした。 ある日の朝、そう思いついて有休を申請する。私が所属する部署は有休取得のハードルが非常に低い。ビジネスチャットのslackで「今日休みます」とチャンネルに伝えれば良いだけだ。 そして、そのついでに「今日は家でできる仕事をやります」と告げた。ここから在宅勤務の実験がスタート。

どんな仕事ができるのか

家でもメールは見られるので、出張旅費精算等の事務処理、仕様書や報告書のチェックなどはできる。社内にいないとできない作業でも、事務作業に関連する部分なら事務担当の人に依頼すれば大概解決する。例えば書類の印は、内容をメールで送ってもらい確認したあと、会社にいる人に頼んで押してもらえばそれでOK。 社内とのコミュニケーションは上でも出てきたslackが非常に便利。どうせ社内でもslackを使って伝達しているので、社内も社外も関係ないことを実感した。 会社のデータサーバーにも家から繋がるようになっているので会社のPCで行う作業は、CAD等の専用ソフトでの作業以外はこなせるとわかった。 さらに言えば、会社のPCでないとできない作業でも、「Team viewer」というPCを遠隔操作するソフトウェアを使えば、社内PCをネット経由で操作することができる。会社は「Team Viewer」の使用も認めているので、PCでやる作業はその気になれば何でもできることになる。 このあたりは、育児休業をやる際に上司が配慮して整備してくれた環境である。当時は育児休業中なので仕事をやる気はさらさらなかったのだが。
まだまだ事例の少ない、男性の育児休暇。たった3週間だが、取得させていただいので、何かのご参考になれば、と思いレポートを書く。 背景 年齢...
実際やってみて感じたメリットは下記の通り。
  • 通勤時間が無い。
  • 子供の面倒や家事をできる。
片道1時間、往復で2時間の通勤が無くなるのは時間的、体力的にも大きいと感じた。1日2時間余計に使えるわけだから。また、仕事の合間で家事や育児ができることももちろん良い。

勤怠管理はどうやるのが良いか

上で、「仕事の合間で家事や育児ができることは良い。」としたが、仕事の合間に行った「家事や育児」は業務ではない。業務時間中に、業務以外のことを行うことは普通に考えれば問題である。 今回は有休を取得しているため、むしろ仕事をしていることがイレギュラーであり、育児・家事を行うことはなんら問題ないのだが、本当に在宅勤務を行う場合、勤務時間の管理はどう行うのが良いのだろう。 調べてみると管理は以下の2種類になるようだ。 参照:J-Net21中小企業ビジネス支援サイト http://j-net21.smrj.go.jp/well/qa/entry/Q0561.html

①プライベートと仕事の時間はきっちりわけて、時間管理する

業務に集中できる専用の仕事部屋、などを設け、プライベートと仕事は厳密に分ける。そして8:30~17:30が業務時間と定め、日報等を提出して労働時間をきっちり管理する。

②プライベートと仕事の時間は混在させて「みなし労働時間」を適用する

労働時間をあらかじめ、労使で交渉した労働時間と実際の時間にかかわらず「みなして」算定してしまう。この場合、労働時間を「みなす」ためには、下記の条件が必要のようだ。
  1. 当該業務が、起居寝食など私生活を営む自宅で行われること。
  2. 当該情報通信機器が、使用者の指示により常時通信可能な状態におくこととされていないこと。
  3. 当該業務が、随時使用者の具体的な指示に基づいて行われていないこと。 (労働基準法 平成16年3月5日 基発第0305001号より)
パソコンは常時通信可能な状態にするのではなく、労働が想定される時間帯のみ接続されるようにしておくこと、また業務が使用者の随時の指示に基づかない場合、ということだ。 私の実験の場合、プライベートと仕事の時間が混在していたので、「みなし労働時間」で行うのが良いのかもしれない。具体的指示に基づいている業務なんてほとんどないし。 このあたりは、もし会社が導入に動くようなら労使で十分協議することが必要だろう。使われている文言も私のような素人にはちょっとわかりづらいので。 毎日やる必要はないが、週1日だけとか、月に不定期に数日とか在宅勤務ができると働きやすくなると感じた。会社に制度化を働きかけるとともに、制度化には時間がかかるので、取り急ぎ有休を使ってしまってよいかなと考えている。 ただしその場合、ほかの社員から見て純粋に休養しているのか、それとも働いているのか見えづらい。よって今回のようにslackで今日は働く意思があるかを明確にしておく必要があると感じた。