哲学一覧

書評:目に見えないアスリートの身体論 伊藤亜紗

障害は競技をスポイルするものではなく、拡張する追加ルール。追加ルールにより、新たな競技性が追加されて、元のスポーツとは異なる高度な技術や別種の肉体の鍛錬が必要となるのだ。そこには、健常者とはまったく異なる身体や世界の認識に基づく世界がある。

脳髄はものを思うにはあらず 「知能はどこから生まれるのか」大須賀公一 を読む

ゴリゴリの制御工学者であった筆者が抱いた問い。それは知能の源泉とは何なのか、と言うもの。その問いを探るために筆者はムカデ型ロボットを作り、構成論的アプローチからその問いに迫る。そしてその武器は、哲学者フッサールが提唱した、「現象学」である。

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書評:内田樹 寝ながら学べる構造主義 を読む

哲学研究者の内田樹による、構造主義の初学者向け解説書。「寝ながら学べる」の枕ことばに偽りなく、気楽に読める一冊だ。思想を理解するには、歴史的経緯の理解が不可欠だが、構造主義前史の解説としてそこを丁寧にフォローしているのが好印象。