書評「生物と無生物のあいだ」福岡伸一/動的平衡とテセウスの船 2019/1/8 書評 生物も無生物も、それを構成する原子は同じものなのに、生物と無生物のあいだを、どのように区別できるのか。本書では、この難問に対して、人の生命観の変遷を生物学の歴史とともに振り返りながら、著者の主張する「動的平衡論」について解説している。