
書評:データは騙る 改竄・捏造・不正を見抜く統計学
データの見せ方により人を騙すテクニックや、そもそもデータ処理に誤りがあるケース、恣意的にサンプリングを行う不正の例などが紹介されている。統計の原理を知らないでデータ処理を行った際に陥る誤謬(バイアス)も多数紹介されており、興味深い。
生成AI×プロダクトマネージャー(PdM)×中小企業診断士。X(旧Twitter)は@KovaPlus
データの見せ方により人を騙すテクニックや、そもそもデータ処理に誤りがあるケース、恣意的にサンプリングを行う不正の例などが紹介されている。統計の原理を知らないでデータ処理を行った際に陥る誤謬(バイアス)も多数紹介されており、興味深い。
筆者はウイルス等を専門とする生物学者。題名からして科学哲学の本である。そして実際科学哲学を扱っているのだが、根底にあるのは、科学をどう扱うかということを通じて、「我々はこの世界でどうやって生きていくの?」という実存的な問いだ。
今から80年以上前にラジオ放送された、仏教最古の経典「法句経」の講義を書籍化した一冊。哲学的な仏教の魅力と厳しさを優しい語り口で、友松圓諦先生が教えてくれる。本記事ではその中の一編「自己を措きて誰に寄辺ぞ」について紹介する。
無知の技法は「無知」を受け入れ、無知であるが故に開くことができる可能性に着目する。誰も正解を知らない、正解が存在するかも分からない世界において生きるために、「知らない」と言うことと向き合う姿勢が必要不可欠と教えてくれる。
人々が世界を認識する際に、思い込みによって事実と異なるイメージを持っていることに気づいたハンス氏。10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣、をファクトフルネスと名付け、一冊の本にまとめあげた。それが本書である。