モレスキンノート徹底活用!AI時代に差がつく「アナログ思考」と最強の手帳術

AI時代の今、なぜアナログ手帳の「モレスキン」なのか

生成AI全盛でさまざまなデジタルツールが溢れる中、私の日々の仕事の相棒はアナログ手帳の「モレスキンノート」が担っている。一見古くさく感じられる紙の手帳だがなかなかどうして手放せない使い勝手の良さだ。

タスクを漏れなく書き上げて、各個撃破する「Getting Things Done」メソッドの活用と、手書きならではの瞬発力と自由度を組み合わせることで、堅実さと創造性を併せ持つツールとなる。ポストイットにより紙面に拡張性を持たせれば可能性は無限大。

本記事では私がどんな感じでこの手帳を使い倒しているか共有したい。

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経営コンサルタントの国家資格:中小企業診断士かつ現役技術者の小林隼人です。生成AIを活用して創業や中小企業経営の支援をしております。
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モレスキン・ウィークリーを「最強のGTDマシン」にする方法

私が使用しているモレスキンは横13cm、縦21cmのウィークリーダイアリータイプ。ある程度の存在感がある大きさで携帯性を確保しつつ鞄の中で見失いづらい。

ウィークリーダイアリータイプは左側が1週間の月曜日から日曜日まで1日ずつ記入欄があるタイプ。右側はシンプルな横罫のみで自由記入のノートになっている。

左側はGTD(Getting Things Done)ゾーンでタスクを各個撃破

具体的な使い方に入ろう。私の場合、左側のウィークリー欄は各日の細かいタスクをなるべく漏れなく書いていくように使っている。

かなり細かいタスクであっても忘れないうちに書いてしまう。割り込みで発生した仕事も即レスで終わらないものなら一旦ここに書きとる。□を書いてチェックリストの形式にしてしまう。

とにかく、タスクを書いておくことが大事。こうしておくことでタスクを「忘れる心配」がなくなる。ここを見れば全て書いてある状態にすることで「覚えておく」必要がなくなる。

これにより脳のリソースをタスクの処理に全集中させることができるようになる。

この辺りはデイヴィッド・アレン氏のGTD:Getting Things Done と言う方法論に倣った使い方と言える。

実際、やるべきこと、やりたいことを全て書き出すことは非常に効果的である。何より覚えておく必要がないので頭がスッキリするし「何かやり残してないかな」という心配から解放される点は格別。

このタスクを書き出す時の瞬発力、スピードに関して私は手書きの方が分があると感じている。デジタルツールでもGTD自体は実行できる。だが、一瞬のアプリの起動ラグや、入力の煩雑さが煩わしい。この辺は音声入力が一般的になればまた変わるのかもしれない。そこは今後のツールの進化に期待するところだ。

さて、ここにやることを全て書き出す。これで集中力を高めたら、あとは一個づつタスクを処理していく。

マルチタスクできる人は有能、と言われるが優秀な人でも真の意味で同時並行で作業する人はいない。優秀な人はシングルタスクの処理速度が極めて速いことの方が多い。一つひとつの仕事に対する意思決定、判断の速さとタイミングの良さ、そして作業速度の速さ、この掛け算で仕事を次々に処理できるからこそ、複数のプロジェクトを同時に回せる、マルチタスクを実現するというのが実態ではないだろうか。

解くべき問題を間違えずに、最高の判断を最速で下すことを心がけたい。

右側はアナログならではの瞬発力と創造性を爆発させる

右側はフリースペース。自由に書き込んで使う作業スペース。ツリーを書いたり、メモを書いたり、マトリックにまとめたり、グラフ描いたり、スケッチしたり、なんでも良い。

ここも瞬時に思いついた図表を描く瞬発力は、デジタルツールには追いつけないアナログの魅力と感じる。思うがままに自由帳として使えば良い。

さてそんな使い方をしていると週の半ばには場所が埋まってしまう。その時はポストイットを上から貼り付けて記入場所を確保しよう。これで記入スペースが復活できる。

75mm × 75mm が使いやすいと思う。強粘着でなくても問題ない。

図表を描いたりメモする場所としてRHODIAを使ったこともある。RHODIAも大変優れた文具なのだが、手帳に貼り付けておくことができない。情報同士の関連付けが弱いのが難点と感じている。そのため今はポストイットを重宝している。

このように、

  1. ウィークリーダイアリー部分でのGTDの実践
  2. 右側ノート部分で創造性を膨らませる
  3. スペースをポストイットで拡張させる

といったあたりが、私の使い方の特徴となっている。

モレスキン良し悪し

さてこの方法は私のライフスタイルには非常に合っているのでお勧めしたいわけだが、もちろん向き不向きもあると思う。

例えば、長期的な日程を管理するような場合には向いていないかもしれない。GTD自体デイリーに細かく湧き出てくるタスクへの対処が肝な気がする。(もうGTD本読んでからだいぶ経つので間違ってるかもしれないけど)。

その場合は、モレスキン一本槍でなく別のツールと組み合わせるか、ウィークリーダイアリーじゃなくてマンスリータイプを使うのも良いだろう。長期的なタスクの管理にはそこまでの瞬発力は要らないと思われるので、Google カレンダーやプロジェクト管理ツールを使うのが順当か。

あと、モレスキンのウィークリータイプは土日のスペースが狭い。休日の予定が充実してたり、土日が仕事の人にはこのレイアウトはきつい。平日の仕事用と割り切るか、別の手帳を探すか、だろうか。

また、モレスキンの欠点は高価なことだ。安く売ってるところでも、13 × 21 cm タイプは3,000円以上になると思われる。ただし、正規品のモレスキンにはそれだけお金を払うだけの価値はあると思う。その理由の一つはノートの耐久性。1年以上毎日ラフに鞄に突っ込まれても壊れない頑丈さはモレスキンの魅力。

下に示す写真はamazonのPBの類似ノートだが2~3ヶ月でこの有様になってしまった。ここまでみすぼらしいと気分も下がってしまう。

あとは、ブランドのヒストリー(ゴッホやピカソが愛したとか)とか、高価であるが故に持ってるとちょっといい気分になる、とかもある。結果としてそれが仕事に向かうモチベーションに貢献して、パフォーマンスを上げてくれている。

でもこれは好みの範囲だろう。他にも能率手帳とかしっかりした手帳はあると思うので、各自好みに合う手帳で優れた品質のものを使うのが良いと思う。

メモを支える相棒

最後に手帳に記入する筆記具について。これは普通のジェットストリームを使っている。

モレスキンが高い分、ボールペンは安くて高品質なジェットストリーム。筆記性能が抜群なのに、100円ちょっとの価格で高コスパ。気兼ねなく使えるし、コンビニでも調達できる気軽さが好き。

最近LAMYのSafariの中身がジェットストリームのインクになってるボールペンが売られてる。LAMYはデザインが格好いいけどペンとしての書き味がよくないのが欠点。だからジェットストリームのインクが使えれば良いな、とは前から思っていた。

だけどそれが、うん千円の値札がついてるとなると私向けではないかな。それなら110円のジェットストリームで良いじゃん、と思う。

5. まとめ:あなただけの一冊を育てよう

  • AI時代において、モレスキンは単なるノートではない。思考を整理し、創造性を高め、仕事を前に進めるための「最高の思考パートナー」だ。
  • デジタルとアナログの長所を理解し、自分なりに組み合わせることで、最強の知的生産システムは構築できる。
  • さあ、あなたもジェットストリームを片手に、モレスキンという白紙の冒険に出かけませんか? あなただけの一冊を、今日から育ててみよう。

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