
書評:内田樹 常識的で何か問題でも を読む
日本の哲学研究者、コラムニストであり、合気道家でもある内田樹氏が連載していた巻頭コラムを書籍化。一つのコラムは900字程度と小さくまとまっており読みやすい。リスクに備える姿勢が本書のテーマである。内田氏のファンの方向けの書籍という印象だ。
生成AI×プロダクトマネージャー(PdM)×中小企業診断士。X(旧Twitter)は@KovaPlus
日本の哲学研究者、コラムニストであり、合気道家でもある内田樹氏が連載していた巻頭コラムを書籍化。一つのコラムは900字程度と小さくまとまっており読みやすい。リスクに備える姿勢が本書のテーマである。内田氏のファンの方向けの書籍という印象だ。
神林長平のグッドラック 戦闘妖精雪風 の中に出てくるブッカー少佐の言葉は仕事で判断ミスをしたときにいつも突き刺さる。「 そうなってほしくないことこそ、それに対処すべく頭を振り絞るべきで、いやなことを考えさえしなければそれは実現しないというわけではない。」
ハードSF:砂漠の惑星で主人公たちが対峙するのは、非生物的な知性。生物である人間が、非生物的な知性との生存競争を戦うとき、人間の存在は相対化され新たな視座が与えられる。終盤でのリーダーの抱える孤独の重みにも心打たれた。