書評

書評:はじめての構造主義 橋爪大三郎 遠近法と視点、主体の誕生

構造主義の入門書は多々あるが、手頃な新書形式でのものといえば、内田樹の「寝ながら学べる構造主義」か、本書だろう。構造主義誕生の前提となった実存主義等の背景から、主だった思想家たちを一通り紹介した、「寝ながら学べる」に比べて、本書は、構造主義...
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書評:目の見えないアスリートの身体論 伊藤亜紗

本ブログでも紹介した「目の見えない人は世界をどのように見ているのか」の著者、伊藤亜紗氏による一冊だ。本書では、パラスポーツの中でも目の見えない方の競技ー 陸上、水泳、ブラインドサッカー、ゴールボール ーに着目して、トップ競技者との対談を通し...
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書評:ゾウの時間 ネズミの時間 本川達雄 車輪生物はなぜいない?

学校にあがってまず習ったことの一つに 、時間とは時計で測るもので 、腹がへったから勝手にお昼 、とはならないということがあった 。自分がどう思う 、どう感じるなどとは関係なく決まった時間があって 、これには人間のみならず 、虫も花も獣も 、...
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書評「生物と無生物のあいだ」福岡伸一/動的平衡とテセウスの船

夏休み。海辺の砂浜を歩くと足元に無数の、生物と無生物が散在していることを知る。美しいすじが幾重にも走る断面をもった赤い小石。私はそれを手にとってしばらく眺めた後、砂地に落とす。ふと気がつくと、その隣には小石とほとんど同じ色使いの小さな貝殻が...
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書評:アルゴリズム思考術 コンピュータ科学から読み解く人間像

アルゴリズムというのは問題解決に用いられる有限な一連の手順にすぎず、コンピュータよりもはるかに広い範囲で用いられる。そしてはるかに昔から存在する。「アルゴリズム思考術」本書では、人が日々直面する困難に対してよりよい解決策を模索するという「人...
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神林長平「ぼくの、マシン」の世界を実現するchromebook

「ぼくの、マシン」とchrome book「ぼくの、マシン」に神林長平の見た未来はchrome bookで実現されつつある。 「ネットワ ークに接続しなくてはコンピュ ータはコンピュ ータとして機能しなくなってきた 、という点だ 。おれにと...
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視覚が無いから死角が無い?「目の見えない人は世界をどう見ているのか」を読む

目あきは不自由なものだな幕末期に名を挙げた新撰組、その鬼の副長といえば、土方歳三である。その土方歳三の兄は、土方為次郎といった。目が見えない盲人ではあったが、非常に豪胆な人物だったそうだ。司馬遼太郎が土方歳三の生涯を描いた作品「燃えよ剣」で...
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司馬遼太郎:酔って候「伊達の黒船」蒸気機関を完成させた貧乏職人

幕末期、ペリーの黒船が来航してからたった7年という短期間で日本は国産の蒸気船を開発した。日本技術史上初の偉業を成し遂げたのは、90万石を誇る西国の雄藩、薩摩藩である。薩摩藩では藩の一大プロジェクトとして藩の英知をつぎ込み、また海外から技術者...
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脳髄はものを思うにはあらず 「知能はどこから生まれるのか」大須賀公一 を読む

ノウズイはものを思うにものを思うにはあらずものを思うはものを思うはむしろこの街 大槻ケンヂ:筋肉少女帯「サンフランシスコ」 知能の源泉はどこにあるのかゴリゴリの制御工学者であった筆者が抱いた問い。それは知能の源泉とは何なのか、と言うものであ...
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「本を読む本」を読む。その2:点検読書のすすめ

本を読む本「本を読む本」は、「読むに値する良書を知的かつ積極的に読むための規則」について述べた本である。下記の記事では、そのエッセンスとして「積極的読書」というキーワードに着目して紹介した。しかし、「本を読む本」においてなされた重要な指摘は...