G-SHOCKのベルト交換
S-SHOCKはタフな時計。壊れにくいし自分で修理すれば長く使える。
腕時計はCASIOのG-SHOCK(GW-5600J)を愛用している。そもそも腕時計はG-SHOCK一本しか持っていない。自分の生活スタイルに合う時計が淘汰されていった結果こうなったのである。スマホでも時間が分かるとは言え、ポケットから出して、画面をアクティブにして、という操作が腕時計なら要らないわけで、その点、分があると思う。
さらにG-SHOCKならば、腕時計の中でも防水性や耐衝撃性にも優れているし、GW-5600Jならばソーラー充電+電波時計機能付なので、メンテナンスも何も考える必要がない。愛用する自転車に、シンプルでメンテナンスが楽なシングルスピードを選択したのと、同じ選択基準がそこにはある。
ということで、8年以上使用してきた、この時計であるが、先日のこと娘をだっこしたときに、ベルトが切れてしまった。8年使ったわけだから樹脂のベルトとしては良く持ったほうなのかな、と思いつつよくよく見てみるとベルトが切れたわけではなく、ベルトと本体を接続しているシャフトが折れたようだ。
このシャフト、調べてみると「バネ棒」という一般名称で時計のベルトの固定に使われる汎用部品と判明した。
バネ棒が壊れベルトは外れたが、時計本体部の機能は全く問題なくピンピンしている。ならばバネ棒を調達し、ベルトを修理すれば良い。
現代はインターネット通販の進歩により、様々なものを個人で調べて簡単に購入できる時代となっている。早速このG-SHOCKに適合するバネ棒をamazonに手配。翌日には入手完了した。
買ったのは、こちらの商品である。
G-Shock 交換バンド Gショック 交換ベルト 【ラグ幅 16mm】 (代替品) 対応機種 DW-5600 G-5600 DW-5700 G-5700 他 【取替え工具付】 ブラック色
バネ棒はおろか、ベルト一式に交換用の工具、さらにはおまけのレンズ拭きシートまで付属して¥895(2019年購入時)という破格のプライス。というか、これはベルトがメインの商品で、バネ棒と交換ジグが付属というのが、正しい認識か。なお、本商品はカシオの純正品ではなく、サードパーティ製のものである。
ちなみにベルト本体なら下記が正規品。¥3,000くらいとそれなりに値がはる。
到着した商品がこちら。梱包はこんな感じ。
バネ棒は予備用も含めて3本付属。小さいものなので予備が付属するのはありがたい。細かい点に配慮されている。
治具の先端はV溝が切られている。精密ドライバーに似ているが、この溝がキーになる。専用工具でなければ作業は困難だろう。
(本来はメインの)交換用ベルト。純正品ではないという予備知識もあいまってそこはかとなくチープに感じてしまうが、先入観なしで見れば、全く問題ない品質に見える。ま、今回は使わないのでベルトが切れたときのため、保管しておこう。
2019年9月1日追記
ベルトに関してレビュー記事を書きました。結果、ベルトに関してはおススメできません。
バネ棒のバネ棒たる所以。小さい部品であるが内部にバネが仕込まれており、両端の細い突起部は力が加わると縮むようになっている。この突起部と交換用ジグのV溝がちょうどいい具合に引っかかるようになっている。
交換作業だが、まずG-SHOCKのベルト部分にバネ棒を通す。
時計本体にもバネ棒が通る穴が開いているので、ベルトとバネ棒を傾けてまず片一方を穴に挿入する。
そのままでは、バネ棒のもう片方が時計本体に干渉してしまい、ベルトが取り付かない。バネ棒のもう一端を通すには、先ほどの工具を使ってバネ棒を縮めた状態にし、ベルトを正規の位置まで入れる。ベルトが収まるべきところに収まったらバネ棒を伸ばしてやればよい。
時間にして5分ぐらいの作業であった。
これで復活。まだまだ引退はさせないよ。思えばこのG-SHOCKは、2011年の4月、東日本大震災のあった翌月に購入したものであった。それから8年、ずっと時を刻み続けている。そしてこれからも刻み続けるだろう。
おまけのレンズクリーナーはアルコールの入ったウェットティッシュみたいなもの。メガネを拭くのに使ってみました。
その他、同じくCASIOのBABY-Gの電池交換をした話もあるよ。