口述試験の対策
やる気が出ずにスプラトゥーンばっかりやっていました。1/12の合格発表から2日経った14日ぐらいからやっとこ始めた。
与件文の復習。音読。精読してSWOT分析、時系列整理、出題意図、テーマ分析。自分で音読したのを録音して、通勤や家事の最中に聞く。
LECの予想問題集を買って目を通す。
口述試験の振り返り
会場は立教大。試験官は2名。最初に生年月日と氏名を聞かれる。生年は和暦で回答するよう指定あり。
中小企業診断士として回答してください、と言われ質問される。回答時間の目安は1問あたり2分間と言われる。以下、問われた内容と回答。緊張していたのでうろ覚えですが、概略こんな感じです。
Q. 1 A社の今後の事業展開について述べてください
一番最初の質問でとても緊張していた。質問が非常にざっくりした感じで、回答の骨子が思いつかないが、沈黙するのが怖く見切りで喋り出してしまう。
「A社の今後の事業展開についての質問にお答えします。A社の強みである他社と差別化された有機野菜と最終消費者のニーズを収集できる直営店事業、積極的な提案のできる従業員を活かして今の方向性を堅持していくことで良いと考えます。」
見切りで走った結果、途中でまとまらなくなりそうで「今の方向性を堅持」で無理やりまとめた結果、面接官がめっちゃ苦笑いしながら首傾げてて、マズったなぁと思った。強みはそれで良いとしても解決すべき課題はたくさんあるので、そこに触れずに今のまま現状維持はまずいよね。回答時間も2分に満たなかったはず。初回からやっちまったという思い。
Q. 2 A社の中食事業者との今後の関係性
筆記試験でも問われた内容と全く同じ質問。筆記で回答した内容をそのまま答えた。
「A社の中食事業者との今後の関係性についてお答えします。A社にとって中食事業者は売上の大半を占める重要な取引先であり、今後も友好的に取引関係を続けていくことが必要です。一方で売上が中食事業者に極端に依存することは経営リスクとなりますので、自社直営店や他取引先と言った販路の開拓もあわせて必要です。」
まぁこれは無難な感じになったのでは。ラッキー質問。
Q. 3 C社について、板金加工とプレス加工にはどのような特性の違いがあるか
事例3からの質問。下記のように回答。
「C社における板金加工とプレス加工の違いですが、板金加工は個別受注生産であり受注のたびに設計作業が必要です。一方プレス加工は繰り返し受注生産であり最初に設計や金型製作が必要ですが以降の受注時はそれらの作業なしに生産できる点で効率的です。」
こんなんで良いのか微妙だがツッコミなく次の質問へ。
Q. 4 製造業にて国内に生産が回帰している理由は何か
C社に限らず一般的な情勢についての質問と捉えたため、下記のように回答。
「海外生産から国内に生産現場が回帰している傾向についてですが、まず与件分の記載から述べると海外でのコロナ禍によるサプライチェーンの乱れから納期遅延が深刻化していることが理由です。そのほか一般論として海外での賃金上昇により国内生産とのコスト面での差が少なくなっていることが挙げられます。」
もう一問あるかと思ったがこれで終わりだった。所要時間7〜8分くらい。一問当たり2分の制約条件からすればちょうどやや短いくらいか。上の回答は整理して書いてありますが実際は、あー、とかえー、とかつっかえつっかえ回答してますのでかっこ悪かったと思います。慣れない場所、受験生という試験官に対して弱い立場、まだまだあやふやな知識でプレッシャーのかかる試験に自信を持って答えるのは難しかったです。万全を期すなら各種支援団体が開催している模擬試問を受けてみるのが良いのでは。
Q. 1 への回答に悔いが残り少しモヤモヤした日が続きましたが、結果合格していました。次は実務補修を申し込んで診断士登録を目指します。