タッパー弁当の魅力
我が家の炊事担当は、夫であり、父である私だ。子供の通う今の保育園では給食が無いため、朝はお弁当を用意する。そのついでに自分のお弁当と、妻のお弁当を作るのが日課である。
今まで何種類かの弁当箱を試してきたが、結局落ち着いたのはこの弁当箱。すなわち食品用のタッパーである。タッパー弁当の魅力を挙げてみよう。
- 余計な部品がなく、洗いやすい
- 安い
- 頑丈
- 食洗機対応
総じて、リーズナブル(=妥当、合理的)な選択肢であると言えるだろう。
ところで、この“リーズナブル”という言葉。私はずっと“安い”という意味だと勘違いしていた。就職してから上司と打ち合わせをしている時に、「君のその結論はリーズナブルだね」と言われた時、「結論が安い?」と頭の中が???となったことを覚えている。その時上司に質問してリーズナブル= reasonable (reason + able)すなわち、「妥当、合理的」を指すことを知ったのだ。
それ以来、「リーズナブル」は、思い出深く、ちょっと大人っぽい(?)イメージがついており、何かにつけて口に出したい言葉となっている。
最強のタッパーは何か
ということでずっと、タッパー弁当生活を続けてきた。中でも長く使ってきたのが、食品用タッパーの代名詞とも言える、ziplocシリーズである。
正方形で扱いやすく重宝していたのだが、少し気になる点もあった。それは蓋の密閉性の低さである。
やや汁っぽさを含むオカズを入れた場合、蓋を閉めていても隙間からじんわり漏れてきてしまうのだ。また最悪、カバンの中でふたが開いて、お弁当が散乱した事も1度だけあった。
ただし、これらの欠点については私の運用方法の不味さもある。使っているカバンの形状との兼ね合いから、うまく天地が決まらず、移動中に横向きになってしまったりするためである。特に時間に余裕が無い時は駅までダッシュしたりするので、いい具合にシャッフルされてしまうのだ。
とは言え、もっと良いタッパーがあればそちらを使いたいところ。そして探し求めた結果、スクリュー式タッパーにたどり着いた。
液体を保存することを念頭に設計、開発されたスクリュー式タッパーであれば、液漏れのリスクは限りなく小さい。蓋が自然と開いてしまうこともまず起こらない。しかしサイズ感が難しい。丸いタッパーは角形に比べ同じ程度の容量でも、高さ(厚み)が大きくなる。
ちょうど良い大きさのものを探した結果、岩崎工業のラストロウェアシリーズの750mlタイプに決定した。この上のサイズ1200mlも考えたが、あまりにも大きくとてもカバンに納められるものではなかった。
ちなみに、お弁当の容量の〇〇〇mlというのは、だいたいお弁当のエネルギー量に読み替えられるそうだ。750mlのお弁当箱なら詰め込めば、750kcalということになる。
男のタッパー弁当事例集
「ゆかり」を振りかけたご飯に、アジの梅肉フライ(冷食)、野菜炒め、ちくわきゅうり。後ろには、娘のキティちゃん弁当と、嫁向けタッパー弁当も覗いている。
同じく、「ゆかりごはん」にギョウザ(冷凍)、コロッケ(冷凍)、焼きナス、ピーマンと干しエビの炒め物。
蓋をしっかり締めれば安心。だけど暖かいうちに閉めると、お昼に食べる頃には冷えて蓋が吸着して開けづらい。粗熱はしっかり取ることが大事。
しっかり吸着してしまうという事は、逆に考えればそれだけ密閉性が高く、内容物が漏れない事を意味する。やはりスクリュー式は頼りになる。
お弁当の仕上げは、嫁の手作り「あずま袋」。あずま袋とは、風呂敷の一部を縫い合わせて袋型にしたような、日本伝統の鞄である。平たくするとこんな感じ。
両耳を縛って完成。行って参ります。
番外編。サンドイッチ弁当。こういう時は当然角形のほうが、使いやすい。
私が出張中で不在の場合は、嫁が代打でお弁当作り。でも弁当箱はタッパーなのである。
その後、2年半以上経ちましたけど、いまだに同じタッパーを愛用し続けています。(2022/5/17追記)
併せて読みたい
嫁のハンドメイド品繋がりで、ハンドメイドのキルト作品、自転車用フレームパッドの紹介記事。