
折れたChrome メッセンジャーバッグのバックル
ChromeのメッセンジャーバッグのCitizenのバックルが壊れてしまった。Chromeのバックルと言えば、車のシートベルトの機構を使ったバックルがシンボルとなっており頑丈さが売りであるが、今回壊れたのはそこではなく、クロスストラップの樹脂製バックルである。

写真が黒背景で分かりづらいが、メス側と嵌合する爪の部分がごっそり折れて無くなってしまっている。クロスストラップが無くても、使えないことはないんだが、荷物の量や重心によってはクロスストラップを締めないと、体の前側にカバンがずれてきてしまい、不便である。ここは何とか修理して使いたいところ。
互換使用できるバックルは?
壊れたバックルの型式を色々調べてみたが、いまいちはっきりわからない。似たようなものは見つかるが、微妙に形が違っていたりして確信が持てない。結局手芸用品店で店員さんにお願いして商品をお借りしながら使えるバックルを探し出した。
それが、ニフコ製のバックル SR25-2である。


メーカーリンクはこちら
https://nifcobuckle.com/buckle/sidereleasebuckle/sr
Amazonでは下記で購入可能。
感触は純正品よりもバネがやや柔らかめで好印象。元々の純正品よりも使用感は良いと思う。強度はしっかりしており、もちろん引っ張っても抜けることがない。
ちなみに、バッグのフラップを止めるバックルも同じサイズなので、こちらにも代用可能。

意外と大変?な交換作業
後は交換作業。壊れたバックルからベルトを抜いて、新しいバックルに交換するだけの簡単な作業、のはずなんだけど、これが意外と大変だった。ストラップの末端は抜けどめのため折り返して縫ってあるのだが、ここが分厚くバックルから抜くのが非常にキツイのである。

素直には通ってくれないので、斜めにして何とか抜いていく。

地道に少しづつ、そして大胆に。どうせ元から壊れていたクロスストラップ。ダメでもともと、治れば儲けもんと考えて頑張る。

何とか外れた図。ここまで10〜15分くらいかかったか?

ベルトを通す向きに注意しながら、新しいバックルにベルトを通していく。向きがわからなくなった時は、カバンの表側、フラップを止めるバックルを参考にすれば間違いない。

壊れたバックルからベルトを抜く時よりも、新しいバックルにベルトを通すほうが更にしんどい。どうしてChromeのスタッフはこんな分厚いベルトを使ったのかと腹が立ってくる。
素手では、文字通り手に負えないのでラジオペンチ登場。力を込めて作業するので汗が噴き出す。うんしょ、うんしょ。。。

下側のベルトをずらして、うまく隙間を作ったりして最後は力技で何とか通していく。正直めんどくさい作業。2度はやりたくないぞ。

執念で何とか通し終えた図。あーしんど。思わぬ大仕事であった。でもこれで万全の状態でバッグが使えるようになりましたぞ。

Mission Workshop にも使用可能
実はこのSR-25はChromeの兄弟ブランド?のMission Workshopのメッセンジャーバッグにも使用可能だ。
クロスストラップ部分にも、フラップのバックルにも使える。


改めて見直してみるとMission Workshopのベルト素材は薄くて、バックルの部分も簡単に通るようになっている。このあたりの作りもMission Workshopは地味に優れていると思う。
ということで、決して安くはないChromeや、Mission Workshopのバックルが壊れてしまった時は諦めずに、ニフコのサイドリリースバックルで修理して末永く使ってあげましょう!!
ちなみに、Mission Workshop のメッセンジャーバッグ、巨大なThe shedのレビューはこちら。
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