親子で愛読書の折り紙本を、ペーパーエイドで補修した話

小学生の頃からの愛読書「ビバ!おりがみ」

読書好きの私ですが、小学生のころからの愛読書として今でも持っているものはそう多くないです。そんな数少ない一冊がこれ。前川淳さん、笠原邦彦さんの折り紙本。「ビバ!おりがみ」です。

現在は絶版となっており入手は難しくなりました。小学生のころ買ってもらったときは夢中になって、この本を見て折り紙を作っていました。有名なのは表紙にも登場する、5本指の悪魔。苦戦しながらも完成できた喜びは格別でした。これと同じシリーズの「折り紙新世紀」と併せて大好きな本です。

時は流れて、結婚し今では3人の子供を授かりました。子供たちも折り紙が好きなのでこの本は今でも重宝しています。折ってあげたり、あるいは自分達で引っ張り出して勝手に見たりしています。我が家では、子供たちが本を親の本を読んでも構わないことになっているので、自由に読んでいるんです。

これが、私の所有する「ビバ!おりがみ」。すでにカバーはぼろぼろになり、捨ててしまいました。表紙の文字は子供たちによって塗り絵のように塗られています。

表紙のダメージはともかく、中身の傷みが激しくなっています。ページが外れてしまっている箇所も多いです。黄色く変色しているのはセロテープでの補修跡。これは私が子供の頃に自分で補修したものです。20年経過してすっかり変色してしまいました。

このままでは、すぐにバラバラになって読めなくなってしまいます。子供達には丁寧に扱うようにお願いはしていますが、まだ年端もいかない人達ですから、そうそううまくはいきません。さりとて、壊れてしまうから手の届かないところにしまってしまう、というのもやりたくありません。

本補修用ペーパーエイドで補修

そこで、使ってみたのが本の補修用に作られた紙テープ「ペーパーエイド」です。

パッケージがかわいいテープです。ごく薄く、透明度の高い紙テープで本の修繕用に作られています。透明度が高いため文字や絵の上に貼っても問題なく、刑事変化により黄色くなることもないそうです。

聞くところによれば、図書館の本の修理にも使われているとのことです。性能は折り紙付き、というところでしょうか。

早速、壊れた箇所の補修をしてみました。

箱の中に巻かれた状態で入っています。びろーんと取り出して剥離紙を剥がして切り取ります。

こんな感じで裏側が透けて見えます。テープとしての使い心地は特別難しいことはなく、普通のセロテープや両面テープ感覚で使えます。簡単です。

こんな感じに張りました。後ろの汚れがきっちり透けているところから透明度が分かっていただけると思います。これで子供たちが大きくなるまでは補修して読んでいけそうです。

大事な本の補修には、セロテープじゃなくて「ペーパーエイド」がよさそうです。