子供に身に着けてもらいたい、たった一つの“スキル”が「読書」であるわけ

我が家では子どもが望むこと以外で習い事をさせるつもりはない。
その子がやりたいことをさせてあげたいからだ。
 しかし、本を読むこと、読書習慣だけは持ってもらいたい。
 なぜなら読書を通じて得られる
  • 文章を速く読む能力
  • 文章を正確に理解する能力
は、どんな人生にも必ず役に立つ、最もツブシの効くスキルだからだ。

人生に必要な情報は全て言語、特に文章で与えられる

例えば、学校で勉強することを考えてみよう。
 教科書は文章で書かれており、先生はしゃべりながら板書をする。試験は文章で書かれたものがほとんだ。算数や理科だって、問題文は文章だ。 このとき、文章を速く、正確に読む能力があったほうが、有利に働くことは誰にでも分かるだろう。
 特に試験ともなれば、限られた時間での勝負となる。文章を速く読めた方が早く解答に取り掛かれる。また、正確に文章を理解していないと正しく解答できないのは言うまでもない。 読者の中には別に試験で良い点をとることばかりが、大事じゃないと言われる人もいるかもしれない。
確かにそうだ。最低限度の勉強はできた方が良いと思うが、進学校に行き名門の大学に入るばかりが人生じゃない。  だけど、現代の社会は情報戦だ。仮に学校で勉強すること以外にやりたいことがあったとしたって、それを実現するためには正確な情報を入手し、理解することが重要だ。
そのときには必ず、読書で培ったちからが役に立つ。
さらに言えば、役所の手続きや、政治経済の動向だって、文書や言語の情報で出回っているのだ。
 それを正確に知っていなければ生きていくのに苦労する。この点で読書は、まさしく実用的なスキルと言えるのだ。 例えば、「子ども手当の申請は、どういう書類をいつまでに提出しろ。」と言うのは自治体の広報にちらっと書いてあるが、この情報を速く正確に拾ってくることが大事なわけだ。 昨今は、学生の読解力が低下しAIのほうが大学入試をパスできるという話も聞かれるが、このような時代にこそ読書に親しむことが役に立つといえるのではないか。
 もちろん、巷で良く言われるように、読書はこころや精神を豊かにする一生の趣味となることも間違いない。
 私自身は、母親が本好きだったために、小さいころから本を読み聞かせてもらったし、1~2週間に1回は市立図書館に連れて行ってもらい本を借りて読んでいた。
 そうして知らずのうちに身についた本を読む習慣は、ずっと私を支えてくれたし、これからもそうだろう。 だから、何をおいても子どもには本を読むことを好きになってもらいたいわけだ。