ママチャリを乗っていてペダルを外して交換するシチュエーションはほぼ100%無いですが、スポーツ自転車ではビンディングペダルだなんだと、ペダル交換することもままあります。
ペダル交換はペダルレンチがあれば、素人でもできる作業なんですが、このレンチを回す方向がいつも、こんがらかってしまってよくわからなくなります。なぜわかりづらいかと言うと、ペダルの左右でネジの切り方が右ネジと左ネジで逆になるためです。ペダリングをしても緩まないように右ペダルには右ネジ(いわゆる普通のネジ)、左ペダルには左ネジ(右ネジとは回す方向が逆のネジ)が切られているのです。
このとき、どっちがどっちなのか、混乱します。私は自転車屋ではないのでペダル交換をする機会もそんなには無いので、次やる時には忘れてしまうのです。
さらにこの時に、ペダルが固着しているとさらにタチが悪い。固着していて外れないのか、回す向きが逆なせいなのか、疑心暗鬼に陥って混乱に拍車がかかるのです。
今回は備忘録も兼ねて、ペダルレンチをどっちに回せばいいのか、記録しました。次からは迷わないよ。
やり方
シマノのMTB用フラットペダル PD-MX–80から、同じくシマノのMTB用SPDペダル、PD–M520に変えます。
使う工具はペダルレンチ。15mmのレンチですが、狭いペダルの隙間のナットを回せるように、薄い板金製です。
チェーンリングが付いている側の、右のペダルは右ネジ。時計回りに回すと締まるのが右ネジなので、緩めたければ反時計回りが正解。回そうとしてもクランクが回ってしまったりして回しづらいのが、ペダルのシャフトです。反対側のペダルを足で踏みつけて抑えるなど頑張って回す必要があります。
力が必要な作業です。急にネジが緩んだ時に勢い余って手や指を挟んで怪我しないよう十分注意が必要です。
固着してしまって回せない場合は、ネジが嵌合しているところに、クレ556やラスペネなどの浸透性の良い潤滑油を流し込み、数分待ってから回せばうまくいく時があります。
どうしても回せない場合は素直に自転車屋さんにお願いしましょう。自転車屋さんは、馬鹿でかい工具と熟練の技術で瞬殺してくれます。
外れました。
PD–M520を取り付けました。取り付けは、時計回りに締め込めばOK。ネジ山にはグリスを塗っておきましょう。私はいつもシマノのデュラエースのグリスを塗っています。
で、よくペダルを見るとシャフトに「TIGHTEN→」(締まる→)と回すと締まる向きがちゃんと書いてあるんです。これを見れば、間違えないはずです。緩める時は逆向きに回せばよろしい。でも私はアンポンタンなので、これを見てもさらに疑心暗鬼に陥ることが多い。
クランクがない側のペダルは、左ネジなので時計回りに回すと緩みます。
こちらも完了。
こちらにもちゃんと回す方向が指示してありますね。たしかに逆向きになっています。「←TIGHTEN」
終わりに
回す方向があっていても、固着していると苦戦します。とにかく怪我や、部品の破損に注意しましょう。うっかりネジやナットの部分を舐めたり、噛んでしまったりすると、プロでも簡単には外せなくなります。最悪部品を壊して外す事になるでしょう。良く注意して作業し、危ないと思ったらすぐ自転車屋さんにお願いしましょう。
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