2次試験の対策
1次試験終了後、2次試験の対策を始めました。まずは敵を知るところから、ということで下記の参考書を読んで大まかな2次試験の内容、形式、傾向と対策を確認。
続いて、過去問を手探りで解いていきます。H27〜R1年度分までの5年分を解きました。
やってみた結果、色々わかりました。
2次試験は切り口と知識の暗記勝負。
筆記式だが創造性は求められていない。回答にオリジナリティは要らない。
出題者が想定する一定の解答がある。それに当てはまるものを書けばそれで良い。
全く知らない業種よりも自分の知っている業界の問題の方が、解きづらい。
深読みしすぎてしまうため。
回答にはある程度の定型がある。これを覚えて与件文の内容にフィットするものを使っていく。
公式の模範解答が無い。そのため、各種予備校や問題集の解答にもブレが生じる。
時間的制約から一つの過去問にたいして複数社の解答を参考にすることで、1つの問題から多くの切り口やノウハウを得られる。
また、回答の多様性を知っておくことが大事。
財務会計は計算なので、問題をたくさん解いて習熟すれば確実に得点源になる。
その後、テキストを追加。
「中小企業診断士2次試験 事例問題攻略マスター」は、2次試験の解答には一定程度のバラツキや多様性があることから、1つの過去問に対して複数の解答を確認することで、許容されるバラツキや表現の違い、またどの解答においても共通している外してはいけない芯の部分を把握するため、に導入しました。
「2018年改訂版 30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」の方は明らかに演習量が足りず、解く力の足りていない事例Ⅳの補強用として。比較的初歩的なレベルの問題という定評ですが、財務会計に明るくない自分にとってはちょうど良い内容でした。有名な「意思決定会計講義ノート」も買ったのですが、自分の実力からするとまず基礎的な部分を固めないと話にならなそうだったので、「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」に集中してました。
結局、1次試験を終えてからの約2ヶ月間でやったことは以下の通りです。
- H27~R1まで5年分の事例Ⅰ〜Ⅳの過去問
- 「30日完成!事例IV合格点突破 計算問題集」を2周
- 1次試験のテキストで2次試験に関連する箇所を復習
試験直前〜試験本番
試験直前1週間は、極力睡眠時間を確保し、体調を崩さないこと、疲れを取ることに集中しました。どうせ知識も頭の回転も急には良くならないので、無理をして詰め込むよりも、今の力をなるべく100%出し切るために。
本番においては、試験のマネジメントに気をつけました。よく言われることですが時間と得点とメンタルの管理です。この試験では各科目平均で60点取れればOK。決して100点を取る必要は無いです。解ける問題を確実に解く、よくわからない問題があっても慌てず、後回しにする。難問と思われる問題はおそらく他の受験者も解けてないはずだから気にしない。など。
特に財務会計では大問2の投資とCFの計算が個人的に苦手な内容なので、2は捨てて1,3,4を確実に取れるように注力しました。
休み時間は適宜カロリーメイトなど間食をとり脳がエネルギー切れにならないように注意。
結果、今の実力はしっかり出せたと思います。結果発表は22年の1月14日。吉報を待ちます。