以前のエントリーで、所有している自転車、surly steamrollerにはブレーキケーブルのアウター受けが無くて、アウターケーブルの固定に、alligatorのthe gripperを使っていると紹介した。
これはこれで、必要十分の感もあるのだが、見た目がちょっとカッコ悪いとも思っていた。自転車乗りの欲望にはキリがないのだ。特に見栄えとか、かっこよさとか言い出すと際限がない。本件もその例に漏れない。
アウターストッパーを溶接したい
前回の記事では究極的にはアウターストッパーを溶接するしかない、との結論に至っていた。なるほどそれもまた然りである。surlyのバイクはクロモリスチール製だ。鉄ならカーボンと違って後からでも溶接してひっつけられる。
アウターストッパーの場合、ブレーキの制動力を発揮するために相当の力をアウターストッパーで支えなければならない。生半可な固定方法ではなく、信頼性と強度の高い溶接でつけざるを得ないだろう。
しかし、フレームビルダーに溶接作業をお願いするには金額的にも敷居が高そうだ。でも溶接でも銀ロウ付けなら、小型のトーチを使ってDIYでできるらしい。自転車を鉄パイプから溶接して作っている人も中にはいる。
「里牛サイクルワークス」
はその典型例で何台もの本格的自転車をガレージで製作している。「里牛」は「さとうし」ではなく、「りぎゅう」と読むそうだ。(いま始めて知った。)一時期自転車の自作に興味があった時はよく覗いたものだ。実際にレース競技などでも使用しているそうで、憧れている。
そう言う意味では、フレーム全部溶接することを考えれば、ブレーキアウターストッパーの溶接ぐらい、たかが知れている気がしてきた。半田付けなら仕事でもよくやるしね!と言うことで、早速部品を購入してみました。
Build up bicycle (https://store.shopping.yahoo.co.jp/buildupbicycle/)と言うネットショップではありがたいことに、自転車製作愛好家のために(?)鉄パイプから、ラグやブレーキ台座等の小物まで、さまざまな部品を販売してくれている。商品リンクは下記からどうぞ。
NT-TT-12 アウタートンネルposted with カエレバ Build Up Bicycle
今回はそこからアウタートンネル2個を購入した。
一個、300円ぐらいで送料が800円だから送料でだいぶ取られてしまったが、ほかに入手手段も思いつかないので致し方ない。見た目は非常に綺麗に仕上げられている印象。
アウターストッパーでなく、アウタートンネルにしたのは、トンネルの方がブレーキの制動力を受けなくて良いので、接合部の強度がそこまで求められないと踏んだから。銀ロウ溶接は未経験なので、前ブレーキにくらべてリアのブレーキは制動への寄与は小さいけれども、それでも安全装備なのでね。ここはすこし慎重になったというわけ。
あとは、トーチ、銀ロウ、などの用意が必要だ。また溶接する際には、塗装も剥がすことになるので、その後の再塗装のことも考えておかねばならない。ということでそれらも発注した。作業にはまとまった時間が欲しい。その機会はまだ先になりそうだが、楽しみが増えた。結局私は乗るよりも、自転車をいじることが好きなのかなぁ。
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